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手塚!
おもしろー! 流石だ、うむ。 真田、もうそれで終わりか! マダマダマダマダ! まだ終わらせぬわ、ふはは! で、今日は赤也柳赤也。 最初は赤柳だったのが最後柳赤っぽく。 タイトルはいつものごとく思いつきません。 発覚とか芽生えでしょうか? ベスアク! 今回はイベントないのかなぁ。 28並んだところが見たいのに! なぜ大阪日曜日が開いてるのだ? 「じゃ待ってるっスよ! 柳先輩!」 「おい赤也、俺は行くとは言ってないんだが」 自分の言いたい事だけ言って部室から飛び出して行った赤也の背中に俺は呟いた。 俺が来ると信じ家までの道程を必死で走ってるのだろう、そんな赤也の様子を想像してどうしたものかと悩む。 赤也の家の近くの神社で催されると言う祭りに行くか、行かないか。 そもそも何故赤也が俺を誘うのか。 祭りなどと言うものはデートに絶好の場所ではないのか? …デート。 その単語にひっかかる。 赤也はそのつもりなのか? 確かに最近赤也は俺に纏わりついてはいるが。 まさか、俺にそんな感情を持っているのか? そうだったとしたら俺は赤也のその気持ちに応えられるのか? ……嫌いではない。 ただひとりの後輩レギュラー。 赤也が一年で入ってきた時から、いやその前から見ている。 俺たちを倒すと毎日練習に励むその姿も。 俺を倒す、それが現実になる日を楽しみにしている。 赤也は俺の中で日々大きな存在になっているのは事実だが。 恋愛感情は。 「大変じゃのう、参謀」 「切原君に振り回されっぱなしですね」 俺の思考を断ち切って着替えながら仁王と柳生が会話を続ける。 「わかりやすいからの、赤也は」 「ええ、柳君にだけですよ。あんな甘えた笑顔は」 二人の様子は赤也の俺への感情は理解しているように見える。 「甘えている?」 「お前さん気付いとらんのか?」 「参謀の名が泣きますよ」 「……」 笑顔。 赤也の。 そう言えば俺の側ではいつも笑っていたな。 今思えばその空気は心地よかったように思う。 それはずっと感じていたい。 これからも。 赤也のそばにいたい。 するり、と出てきた感情に俺は初めてその想いを自覚した。 「どうしたんだ? 赤也がすごい勢いで帰って行ったけど」 コートに残っていた幸村がドアを開けるなり問う。 「その上妙に浮かれていたぞ」 続いて入ってきた真田までも。 「ああ、デートじゃ」 仁王が結末だけを告げる。 「デート? 何々、詳しく聞かせろぃ」 「今更そんなことではしゃぐガラでもないだろう、赤也は」 ブン太、ジャッカルまでもが話に加わった。 「お相手がお相手ですから」 「相手って誰だよ」 ブン太が柳生に詰め寄っている。 「蓮二だろ?」 精市の言葉にその場が静まった。 「なにぃ? 赤也と柳なの? そーいや最近二人でよくいたもんな」 ブン太がニヤニヤと俺を見る。 「それに赤也が部活以外でまともに名前を呼ぶのは蓮二だけだからな」 精市の言葉に皆が続けた。 「そうだな、俺は『おっさん』だ」 「俺なんか『タラシ』じゃ」 「私は『むっつり』らしいですよ」 「俺は『ガム』だぜ」 「俺は……『ハゲ』」 ジャッカルの言葉にその場に笑いが起こった。 「ふふ、そして俺は『バケモノ』らしいよ」 酷いよな、と精市が俺を見ると皆の視線が俺に集まった。 「俺にはそう言ったのはないみたいだな」 「そう言うことじゃ、お前さんだけ『柳先輩』じゃ」 「子供ですねぇ」 「好いてる者には悪態なぞつけんか。あの赤也でも」 「ホントに赤也は可愛いな。フフ」 「いいんじゃね? デート、してやれば?」 「柳も満更じゃないんだろう?」 皆が気付かせてくれた、赤也の気持ち、俺の気持ち。 そして、俺は皆が思った通りに行動するだろう。 赤也に会いに。 俺を視界に入れた赤也の笑顔。 「待ったか? 赤也」 「全然! 柳先輩、綺麗っス」 祭りならと浴衣で来た俺の姿を赤也は心底喜んでいるようだ。 その笑顔。 失いたくない。 俺だけのものにしたい。 気付いた気持ちはもう誤魔化せない。 俺は、赤也が、好きだ。 希蝶 PR COMMENT COMMENT FORM
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